あたしの横にはにこにことしている春
その笑顔に正直助けられた
今一人でいたら、深く考えていただろうから
春「悠里ちゃん、僕たちの龍王の姫になってくれない?」
悠「それは、この前も言ったはずだけど。
あたしなんかを姫にするものじゃないよ。あたしは最低な人間だから」
春「そんなことないよ。悠里ちゃんは、最低な人間じゃないよ」
悠「どうだろうね。まぁでも姫になる気は、ないよ」
春「 そっか。 でも、僕諦めないから」
悠「春、それ振られた人みたいな台詞だね」
そういうと、頬を膨らませそっぽを向いてしまった
なんか、「 ――――――に似てる」
春が 何か言った?と首を傾げて聞いてきた
あたしは、急いで首を横に振った
もしかして、いま あいつ等のこと考えてた?
龍王のメンバーってあいつ等にかぶって見えるときがあるから龍王と一緒にいると嫌でも思い出すんだ
あいつ等と過ごしてきた日々を
楽しかったあのころを