不思議な姫




冬馬「ところで、母さんの墓何処にあるんだ?」



「いやぁ、それが母さんの祖父母が教えてくれなくて。 場所知らないんだ」


聞いても、教えてくれない
いつもいつも、上手くはぐらかされる


冬馬「わかったら、教えてくれ。 俺の連絡先は、悠里から聞いてくれ」


「うん、わかった。 」


冬馬「じゃあ、俺帰るわ。 じゃあな、春」


そう言って僕の頭を
くちゃくちゃ っと撫でて
屋上を出て行った




やっと、兄貴に話せた


父さんについて行ったから
幸せに暮らしてると思ったんだけど


そうじゃなかったみたいだ



でも、悠里ちゃんが兄貴を、拾ってくれて 良かった



後で御礼言わなくちゃ



なんて思いながら、屋上を後にした





SAID END