目の前で抱きつきながらイチャつく
京介達を俺は寒い中ブルブル震え
黙って視線を送り続けた。
「 ありがとう来てくれて♡ 」
「 いいよ、会いたかったしさ 」
( ̄ー ̄) シラー
全く俺の存在スルーだよな?!笑
先にお店にはいる…って言っても
さすがにそんな勇気ないもんで…
マフラーを口元まで上げ二人の世界が
終わるのを待とう…と思いふとお店を
見てみると、人影が見えた。
その時、俺の目の中に映ったのは
昨日… 涙を流した…
俺の、俺の、。。。。
「 篤人くん 」
お店から出てきて、俺を見つめて
名前を小さな声で呼んでくれた。
俺にはハッキリ聞こえた。
そして、ハッキリ見えたんだ。
ニッコリ微笑みまた小さな声で
「 来てくれてありがとう 」と
真っ直ぐ俺を見て言ってくれた。
俺はただ真っ直ぐ
歩いていた。
京介が俺の名前を呼んだ気がしたが
…俺は真っ直ぐ歩いた。
「 来ました、会いに 」
目の前で俺を見上げるその人は
またニッコリ微笑んでくれた。
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