少ししてお店に着いた。
京介は指定された場所に車を停めた。
電話をしながら車を器用に停める姿
… 男の俺も… 惚れ惚れする（笑）
「 美羽出てくるってさ 」と電話を
切った京介は髪を整え出した。
「 今更っしょ？身だしなみとか 」
「 今更だからするんだろ？ 」
「 はい？？ 」
京介はミラーで確認してから
フッと鼻で笑いながら俺を見た。
「 お前もいつかわかるよ俺の気持ち」
男前に口角上げて笑う京介。
ったく… 他人事だと思って
かっこつけやがってさ。
なんて、思っているとお店から
「 京介〜 」とニコニコ彼女の
斎藤さんが京介に飛びついてきた。
俺がいる事…わかってんのか？
と疑うぐらい二人の世界だ。
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