「 本当、綺麗だね… 」
隣で顔を少し赤く染めながら、唇から
白い息が零れている。
スッと通った鼻筋に、きれながの瞳。
色白で細長い指先。
「 あっ!ごめんなさい!! 」
「 え?? 」
隣を振り向くと慌てた様子で俺に
謝っている。
「 篤人君、寒いよね?!大丈夫??」
「 へ?…あぁ、全然平気。 」
「 本当??無理してない?? 」
眉をこわばらせながら俺を真っ直ぐ
見て必死に聞いてくる。
今日やっと会えたんだ。
ずっとずっと、この日を待ってた。
人見知りな性格がかなり出て
会話も続かなくて…溜息をつかせて
しまったけど( ̄ー ̄) ←
こんなに喜んでくれるなんて…
正直、思ってもなかった。
寒いけど、全然、我慢できる。
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