美羽達の車を泣く泣く見送り
ただ立ち尽くす私たち。
どうしよう……
な、何、話そうかな??
そっと、篤人君を見ると目があった。
すると篤人君はパッと目をそらし
頭をかいて下をむいた。
「 ぁ、どう、どうしようか? 」
気まずい空気のままは嫌だし…
自分から言葉をかけた。
「 あ、えっと、送るよ、俺。 」
「 え、あぁ、…でも…… 」
シーーーン。。。。
人見知り同士が二人っきりになるのは
沈黙になる。当たり前の事だろうけど
…… こんな状況初めてだから。
「 とにかく、歩かない?? 」
「 え、あ、うん 」
篤人君がゆっくり歩き出した。
私もゆっくり後ろを歩いていく。
篤人君の背中は、ガッチリしてて
顔が小さいから余計に背中が大きく
感じられるんだろうなぁー。
ドンッ ー
いきなり篤人君が立ち止まったせいで
背中にぶつかってしまった。
というか、ボゥ~っと歩いてた私が
悪いんだけどね( ̄▽ ̄)
「 ご、ごめんなさい!! 」
「 あ、大丈夫?? 」
「 え、あ、はぃ /// 」
オデコに手を当てながら一歩下がり
篤人君をゆっくり見上げた。
今気づいたけど、
篤人君って意外と背が高いんだね。
夜だし、視力が悪いのもあるけど
篤人君の顔ようやく、ハッキリ
見たかも……今。。。
「 俺の背中、硬いだろ?? 」
「 え、あ、ううん、そんな…/// 」
知ってる??
今、どうしてか???
篤人君が目の前にいてね、
篤人君が私を見下ろしてるの。
こんな状況………
どうしたら??
えっとー…… その ……
.