瀬戸と出会ったのは、美羽や智史に
紹介されて知り合った。
紹介って言っても仕事上での紹介。
自分のお店を出すにあたり、
ネイリストを探していたら瀬戸を紹介
され俺たちは知り合った。
美羽と来た時、背筋が伸びてスラっと
したスタイルのいい、まさにネイリスト
みたいな印象だった。
この頃から智史は、
「 すげぇ~可愛い奴だからさ! 」
と瀬戸を褒めたおしてたっけな。
勿論、美羽も。美羽なんか特に。
「 大切な親友なの!腕は確かだよ!!
スタイルもいいし一番可愛いんだから」
そこまで褒めるか?ってくらい美羽も
智史も褒めまくってた。そこは今でも
変わらないが……
「 初めまして、瀬戸いずみです 」
現れた時、まぁ…今じゃおかしく思うが
ちょっとドキっとした(笑)←不覚だ
別に見た目は仕事上関係なかったが
コイツなら看板になれるって思った。
「 名刺になります、宜しくお願いします」
名刺を渡された時も、細長い指に
透き通る白い肌で爪も綺麗に整えられ
ネイリストの貫禄も伝わってきた。
話す表情も真剣で仕事に対する
気持ちが半端なかった。
まっすぐに俺を見る瞳に吸い込まれて
迷いなく答えが出せたんだ。
" コイツしかいない "
そう思って今に至る。
今じゃ何故か口喧嘩してしまう仲で
お互い独身、恋人などいない。
仕事一筋な感じになっている。
お似合いって、どこを見てそう
みんなは言ってるんだろう?
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