「 お前、怒られるぞ~ 」
「 へ? 誰に?? 」
智史はトボけた顔をして煙草を早々と
消し、背伸びをして帰る支度をはじめた
「 何トボけてんだよ、嫁にだろ! 」
そう、智史には奥さんがいるのだ。
同じ美容師で俺らと同い年の、
幸ちゃん。智史に似てとってーも
個性的で(笑)お洒落な奥さんだ。
「 理ってさ、結構鈍感だよな?? 」
「 は?何だよいきなり 」
「 俺は結婚してるし幸しかいない。
いっちゃんは好きとかそうゆう感情とか
じゃなく、人として好きな訳だよ??」
智史が真剣な顔で俺を見た。
そんなことぐらい知ってるし…。
と、言おうか思ったがやめた。
「 俺的には…理といっちゃんが
お似合いだと思ってるけどね」
「 はい?? 」
「 そうゆう事。理は気づいてないだけ。
自分の…気持ちにぜーんぜん 」
智史はニヤっと唇をあげ
そう言って帰っていった。
智史は何が言いたいんだ??
俺と瀬戸が…お似合い??
「 絶対ないない 」
みんなと写した写真が目の前の棚に
飾ってある。そこに目線をおいた。
ニッコリ微笑む瀬戸がいる。
「 意味わかんねー。 」
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