まるで水色の絵の具で空を塗ったくったのかと疑うほど、 清々しく晴れた朝。 いつもより、少しだけ早く目が覚めて いつもより、少しだけ世界が輝いて見えた。 昨日となんら変わらない、平凡な朝食も 毎朝同じ笑顔で語りかけてくるアナウンサーも ほんのちょっとだけ 昨日とは違って見えた。 朝の時間に余裕があるだけで 今ならなんだって出来るような気さえした。