倒れた丸山の横では、安藤が尻餅をついて、両手を後ろにして身体を支えていた。 息が荒い。 「安藤さん!」 名前を呼ばれると、安藤は陽子の顔を見て、また笑った。 「良かった・・・」 それを見て、陽子も、その場に尻餅をついた。 反対に、安藤はゆっくりと立ち上がる。 「どうやって?」 陽子は、安藤を見上げながら、当たり前の質問をする。 丸山は、拳銃を持ってたはずだ。 すると、安藤は、黒い髭剃りのようなものを手にして見せた。 「スタンガンです」