『………』




 部屋番号… 鍵と同じ。




 『よし! あってる!』



 今私はドアの前にいる。




 ここが今日から私が住む部屋。



 『まぁ、ここにはすむ部屋はそんなにないんだけどねー…』

                 ・・ 
  そう、ここはこの特別寮のたった二つしかない部屋の一つ。



  もう一つは友里の部屋で埋まってるからここは私の部屋。


 『アイツは別の部屋だろうしねー』


  凛さんが凄いって言うくらいだから―絶対凄いに決まってる!


  想像を膨らませる。


 早く入りたいと言う気持ちが増すばかり。



 『うー!!』


 うん。



 『入ろう!』


 ―っていわなくてもここは私の部屋なんだけどね。



  まぁ、気分だよ。気分。


   浮かれて騒ぐ私。