『わぁぁぁ!!』



 すごい!!!


 はっきり言って寮のレベルじゃない。


 もう大きい部屋しかないホテルみたいな感じ。


 友「わぁ。凄いわね―。どんだけかかってるのかな?」



 友里も私もお金持ちなのにそんなことをいってる。



 雅も一緒に来たけど、さっき玄関で見たっきりだ。


 どこにいったんだろ?



 …いや、別にどうでもいいけど。


 うん。


 アイツと同じ寮っていうのは憂鬱だけど…この寮でとてもうれしい!


 友里と同じだし。豪華だしね!



 昼頃感じた嫌な予感はあくまでも予感。


 気のせいだよね!


 なんていいながら浮かれている私。



 だって早く回りたいんだもん!


 はっきり言うと新しく行く建物の中を回るのが好きな私。


 それを知ってる友里は、


  「いこっか」という。


 もちろん私も『いこ!』とオーケーするのは当たり前。