蒼空side 「蒼空!」 『え…?』 「まったく、手のかかるカップルね、 あとで聞かせなさいよ」 そう言い愛梨はこの場を去っていった。 「蒼空」 今度は透き通った声で呼ばれた。 『相澤くん、なに?』 私は動揺する気持ちを気付かれないよう 冷たく声を発した。 「…っ…、 あのメールなに?」 『見た通り"別れて"って意味のメール』