S極*N極〜彼女と彼と彼女の物語


「…ねぇ…」

「んー?」


私は手元を見ながら聞く。


「…爽湖はさー、…お、俺のこと、好き、か?」


え、?
一瞬私の聞き間違いかもと思ったけど、確かに渚はそう言った。

手元にあった視線を向かい側にいる渚に向ける。

渚は、窓側を見ていて、夕焼けに染められ表情は見えない。