S極*N極〜彼女と彼と彼女の物語


「もー、やっちゃん人使い荒いッ!」

渚が不満そうに嘆く。
やっちゃんとは、矢野先生のことで私達に雑用を頼んだ張本人である。


「まーまー、気持ちは分かるけど。嘆いでたって終わんないしちゃっちゃッと終わらして帰ろ?」


「…んー、しょうがないなー。絶対なんかやって貰わないと!やっちゃんには」


そうやって黙々と作業をしていると、4分の3くらい終わったところで渚が唐突に話しかけてきた。