S極*N極〜彼女と彼と彼女の物語



う゛ー、ヨシッ!


「なーこ。私遅刻しちゃうからもう行くからね。じゃね、一人で来なね。」



………………。


立ち上がると。


グイッ。


「まぁーてっ!一人にしにゃいでー!いみゃ、おきりゅきゃら!」


ふーやっと起きたか?
眠り姫が。


でも最後のなんて言ってるのかわかんなかったけどね。


「もー、爽湖のバカ!もうちょっと寝たかったのにぃー!」


「えー、別にいいけど寝てても。置いてくけどね。」


「イヤだーーーー!」



本気で涙目になっているし。フフっ。