S極*N極〜彼女と彼と彼女の物語


「えと、さ?そう?ごめん。何て読みかわかんないや」

少し恥ずかしそうな、困り顏の彼がこちらを向く。


「あ!ごめんね!サコって読むんだ。私の方こそ読みにくいよね。」

「へー、爽やかな湖でサコかー。すごい可愛いよ。爽湖に合っている。」

何の違和感も無く、下の名前で呼ばれてびっくりした。
男子に呼ばれたことなんかないしどんな反応したらいいんだろ?

そうやって、もじもじしていると


「これから三ヶ月よろしくね!爽湖。」

「ぁ、うん。よろしくね!蛍斗くん。」


そうやって、2人で笑いあったこと今でもよく覚えているな。



あの後、何度か呼びすてでいいよって言われたけど恥ずかしくてずっとくん付けのままだ。