S極*N極〜彼女と彼と彼女の物語


はー、びっくりした。
だって急に目合っちゃうんだもん。

やっぱり嫌な感じに思われた、よね。

あとから、謝っとこう。


そうしている間に、七虹が来て、

「マリちゃん、まさか!?なんか忘れたの?」

「んー、そのとおりっ!数Aの教科書貸して、お願いします!」


マリカが言いにくそうに、笑う。


「ホント、マリちゃんはこういうときだけ調子いんだから〜!貸しだかんね。」


勝ち誇ったように、七虹が笑う。

同じ笑いでも、全然違うなー。


ふふ、なんかこの2人のいつも通りの感じにさっきまでの緊張が解れた。