学校につくと、朝特有の喧騒の中に見知った顔を見つけた。
「おはよう!蛍斗っ!」
七虹もその顔を見つけたようで、いつもよりトーンが高くなった声とともに駆け出して行った。
その先には、高校からの知り合いである、椿 蛍斗くんがいた。
実をいうと、高校入学して初めての隣の席の男の子。
名簿で見つけた蛍という字に心惹かれて話しかけてみた。
名前の通り、蛍の光のように暖かくて優しい人だった。
そんな蛍斗くんに七虹はべったりで今年、同じクラスになった時はとても嬉しそうに報告してきたんだっけ。
まー、今までずっと頼られてきた私的には、ちょっと寂しかったり。

