サンドリヨンは微笑まない


その言葉を聞いて思う。

伊月さんもしちゃいそう。なんて、かなり失礼かもしれないけれど、間違いじゃないと思う。


「芦花ちゃんて伊月さんに似てるね」

「それ逆でしょ。妹があたしに似てるんだよ?」

「あ、そっか」


あたしは隣のブランコに座る。乗ったのなんてずっと前だから、漕ぎ方を忘れてしまった。

まだ夕方時なのに、空は真っ暗。夏に比べて本当に日が落ちてしまうのが早い。


「最近テレビでよく見てるよ」

「…そんな、ヨツカイさんのショー出るホタルちゃんに言われても…」


そこで口を噤んだ芦花ちゃんの方を見る。