狡いとか思っちゃう自分が嫌。 今でも尚、そう思わせる遼が嫌。 のぞみさんは別れても、遼の友達で居られるんだ。 「それで? 遼はわざわざ紅茶を口実にお説教しに来たんだー」 「違う」 「違くないよ。無責任にのぞみさんの背中押しちゃってごめんなさい、これで良い?」 遼を怒らせるかもしれないけれど、あたしだって子供じゃない。 いつまでも、怒られるのも嫌。 「そういうこと言ってんじゃないって」 「そういうこと言ってるように聞こえる!」 「螢」 手を握られる。