その鼻血は結構止まらなくて保健室の先生を困らせてしまったけれど。 パスを出した女子はすっごく謝っていて、それにあたしは困った。 「でも、モデルとして失格だよね…」 溜め息を吐きながら車に乗る。 今日はまっすぐ家に帰らずに、事務所に行くことにした。 平井さん居ないといいな…、絶対怒られる。 小倉さんに怒られた分凹んだ心がぺしゃんこになってしまう。 岸田さんに隠れるように事務所に戻って、こそこそパイプ椅子を出した。 社長の座るところに平井さんの姿はなくて、ほっとする。