サンドリヨンは微笑まない


疑問を岸田さんにぶつけると、


「だってあの子、カメラマン志望でしょう?」

「てっきりモデルかと。綺麗な顔してたので」

「ホタルってちゃんと綺麗な顔とか分かるのね…」

「え?」


どこまであたしは馬鹿認定されているのだろう。

笑って流した岸田さんともう一度エレベーターに乗って、下の階へ。

社員食堂とは言わないけれど、食堂のようにテーブルが並んでいて、お昼時は喫茶店が開いている。

奥のテーブルに座ったあたし達はそれぞれ昼食を買って広げる。


「いつもお昼ってそれだけ…?」


あたしのコンビニサラダとおにぎりを見て問う岸田さん。