あたしは隣に目を向ける。 まさか自分に話が向けられるとは思っていなかったのか驚いていた。 「樋口遼です」 「ヒグチハルカくん、友達?」 「最近会った知り合いです、けど名前も知りません」 「え、面白いねキミたち」 ケラケラ笑い始めた平井さん。笑い上戸ですか。 岸田さんは白い目でそれを見ながらアイスコーヒーにミルクを入れる。 確かに、すごく関係ない場所に連れてきてしまって申し訳ない。 「はい、オオトリ。キミの名前は?」 「網島螢です」 「ああ、だからホタルね」