サンドリヨンは微笑まない


小野寺くんはバイトの合間に来ていたみたいで殆ど終わっている。

それに比べてあたしと伊月さんは何も手をつけていない。

なんとか紙を何枚か重ね合わせて花にするのを作るのだけど、何せ量が多い。

もしかして夏に来なかった腹いせとか…?


「網島さん達、ごめんね。後から作って貼れるものってそれくらいしかなくて。こっち終わったら手伝うから!」


文化祭実行委員の人が手を併せる。


「ううん、本当に来てなくてごめんなさい。これくらいはちゃんとやるから」


本当に申し訳ない。腹いせとか思ってごめんなさい。

伊月さんも何も言わずにつくっていた。