サンドリヨンは微笑まない


結局そこで足を水から出し難くなって、そのまま勉強することになった。


「これ殆ど終わってねーな」

「…うん」

「夏休み終わるまであと何週間だ?」

「二週間です」

「死ぬ気で終わらせるぞ」


近くに居るのにすごく怖くて嬉しく無いのはどうしてでしょうか。

数学の問題を解いている間、遼は解き終わった問題の丸付けをしておいてくれた。

まるで網島螢が影分身してるみたい…!

と言っても、あたしの脳味噌はひとつだけなんだけど。


「これはこの前も言っただろ」

「この前っていつ?」

「試験前日」