サンドリヨンは微笑まない


そこまで言って口を閉ざす。話しすぎた。てゆーか、知りすぎてて気持ち悪い?

発端は勝手に遼の見てしまった所にあるから、あたしが一方的に想像と推測くらいでしかないけれど。


「ああ」


そう言った声が夜に溶ける。

花火がもうすぐ終わる。

遼は何も言わない。あたしも、もう言わない。

さっきのは、ちょっと意地悪。

この前からかわれた仕返し。


「あ、次で最後」

「え、そうなの?」


その瞬間、夜に咲く花が夜空に舞って、儚く散った。