サンドリヨンは微笑まない



「桜海老のかき揚げと…冷や奴を」

「へーい。お連れさんは?」

「焼き鳥のセットと飯」

「了解しましたー、少々お待ちください」


素敵な営業スマイルを残して、奥に行ってしまった小野寺くん。

夏休みだもんね、バイトか…。

そういえば遼もバイトやってたよね。何のバイト何だろう。


「誰?」


遼の視線が小野寺くんの行った先へ向いている。


「小野寺くん、学校の人」

「学校の先輩?」

「ううん、クラスメート」

「クラスメートってあんたよりも年下だよな。なんでくん付け?」

「え…」