サンドリヨンは微笑まない


口がへの字に曲がる。

嗚呼、あたし可愛くない。


「…勉強、関係ないなら出てってよ」


言ってしまった後に後悔。

いつだってあたしについて回るものは、そういう類のもの。

言っちゃった。
本当に遼、出て行っちゃう。

遼が立ち上がるのにビクビクして、視線を落とした先のテーブルに手が置かれた。


「なんで言ったあんたが泣きそうなんだよ」


降ってきた言葉に上を向く。

はいはい俺が悪かった、というぞんざいな言葉と一緒に撫でられる頭。

遼は悪くないのに、あたしはもう言い返せなかった。

お腹の虫は主張するのに…。