私の隣の幽霊くん。



「何って…、いきなり掃除用具の上のバケツの水がひっくり返ってきたのよ…」


肩を震わせながら倉野亜里沙は男子生徒の質問に答える。


倉野亜里沙の返答にクラスは一気にシンッと静まり返った。


その理由は、掃除用具の上のバケツなんかに水なんて元から入ってないからだ。


水を入れたまま誰が掃除用具の上なんかにバケツを戻すのかって事。


さっきまでは倉野亜里沙の後ろの床に置いてあった、加湿器代わりの水が、何故か頭から水をかぶったという理解出来ない出来事に、クラスのみんなは静まり返っている。