「た、田邊くん!!」 私の叫び声に不思議そうにこちらを振り向く。 「きっと辻谷くんは凄く凄く田邊くんに感謝してると思う!!」 私がそう言うと田邊くんは目をまんまるく見開き、キョトン顔をこちらに向ける。 ハッ 辻谷那央とほとんど話したことのない私が、何十年もの付き合いの人にこんなこと言ったら軽率すぎた。