「ねぇ、聞いてる?」 「へ!?」 放課後、私はのあといつもの帰り道を歩いていた。 そんな中、ボーッとしていたらしくのあの顔が目の前にきてびっくりしてしまう。 「やっぱり聞いてない。今日どうしたの?ずっとボーッとして」 はぁ、と深いため息を吐きながらのあは呆れ顔をこちらに向ける。 「ごめん〜。ちょっと寝不足でさ。 で、何の話してたっけ?」 笑いで何とかその場を流して、のあに聞き返す。