「櫻はいつか散るけれど新撰組は残っていきます。誠と共に愛を友情を…。それは歴史が移り変わっても変わらないもの。そんなものを大切にしていきたいです…」


皆が青空を見る。もうすぐ夏だ。新撰組の未来なんてものは自分達で切り開くものだ。


「薔薇の花言葉を知っていますか?」


「西洋の花だね。私も知らないな。」

山南は首をかしげる。

「薔薇は純愛です」

「こんなとこで告白しないで下さいよ。ねぇ、土方さん♪」


「おっ、沖田さん。そういう意味ではなくて…純愛とはいろんなものがあるんです。」


「………?」


「異性を好きになる気持ち、友を大切にする気持ち。純愛とは純粋な人と人の愛何だと思います」


「ふっ。お前らしいな」

土方がはにかむ。