「さんなんしゃぁぁぁあん」

「はい?」

音愛が酔ってしまったのだ。

「あしょびょ」

「大丈夫ですか。音愛さん」
(抱きつかれたら困るのですが…)

音愛は山南に抱き着いていた。

「離れましょうか。音愛さん」

「にゃんで」

「なんでもです」

そう言って山南は無理矢理に音愛をはなした。

「近藤さん。俺、部屋につれていくわ」

「おぅ。頼んだ。とし」

二人は部屋に戻った。