絶滅危惧種『ヒト』

ブライアンは、そのサイトにログインすると、サイトのメールのページに入る。


《こいつでメールを送ろう。WHOのメンバーのアドレスが分からんなぁ、誰か知ってるか?》


《いや、分からん。WHO本部に直接送れば良いんじゃないのか?》


《う~~~ん。それだと一般の物と混じって、見逃されたりしないだろうか?》


《確かにそうだな……》


《そうだ! 俺の病院に送って、そこから電話で連絡してもらおう》


《ああ、そうか。その方法なら、うちの病院でも大丈夫だ》


ブライアンはケビンに向かって頷いた。



《ねぇ、何でこのパソコンでメールが送れるの?》


綾乃が驚いて聞く。



《え?》


ブライアンは質問の意味が分からなくて聞き返した。


《普通ネット回線が繋がってれば、どのパソコンからでもメールは遅れるんじゃないのかい?》


《そうじゃなくて、この病院からってことじゃなく、ブライアンからってことよ》


《ん? スマン綾乃、言ってる意味が分からない》


ケビンも顔を歪めた。


《もう良いわ。邪魔してごめんなさい》


綾乃は謝ると、日本語で梓に質問してみる。


それに対して梓は、綾乃の言った意味を理解してくれた。


「なるほど……検索サイトの中に作ってある自分のアドレスで送るから、世界中どこからでも自分のアドレスで送れるってことなのね」


納得した綾乃は嬉しそうに言った。