絶滅危惧種『ヒト』

「こんにちは、初めまして」


朋美は親友の叔父さんに笑顔で挨拶する。


「梓の友達?」


「はい」


「綺麗だねぇ」


「はい?」


「いや、君みたいに綺麗な子、初めて見たよ」


「ちょっとタカ叔父ちゃん!」
「何口説いてるのよ!」


梓と栞が同時に突っ込んだ。




「何だよ~。綺麗だから綺麗だって言っただけだろう」


「そういうのを口説くって言うんでしょ」



「っていうか、何だよ。俺独身なんだから全然問題ないだろ」


「何言ってんのよ。バツイチのアラフォーオヤジが」



「おい! 日本全国にバツイチのアラフォーが何人いると思ってるんだ! 俺はいいけど、他のヤツらに謝れ」


「ちょ、何で見ず知らずの人たちに謝らなきゃならないのよ」



「いいのかそんなこと言って? いつどこで命を狙われるか分からないぞ」


「誰に狙われるのよ」


「あ~~あ、可哀想に」


孝明はニヤニヤ笑った。