あたしが明らかにおかしかったにもかかわらず、その………あれ、なんだっけ名前…



「やったあ! じゃあ、あたしは音々って呼んでね!」




…そう音々。

音々はお構いなしに話を進めた。



まぁ、ある意味ありがたい。





「じゃあ早川さん……って、友達なのにさん付けはおかしいよねっ! あはっ♪」





………莉緒が言っていたこと、確かに頷ける。



おかしい………かなり。


この子は、不思議ちゃんかもしれない…。




「んー…じゃあ、瑠奈と瑠奈ちゃんとるーちゃん、どれがいい⁉」


「るーちゃん⁉⁉」




なんだ最後の⁉


『るーちゃん』⁉⁉⁉



あたしは口をぱくぱくさせた。