なんでこいつに察せられなくちゃなんないの。 「黙って」 晴紀が口を開いた瞬間、 教室の扉が開く。 そこには大竹。 近づいてきて、小声で言った。 「沙良、昨日電話貰ったよ。お母さんから」 「言わないで。絶対誰にも言わないで」 大竹は少し笑って、教卓へ向かう。