あたしは床に座り込んだ。
もし―――
このまま陸さんが目を覚まさなかったら―――
あたしは生きていけるんだろうか―――
そんな事考えられない。考えたくない。
でも、怖くて怖くて震えが止まらないよ。
その日、母が迎えにきてくれてあたしはなんとか家に辿り着いた。
陸さんの意識が戻るまで、学校は休みたいと母に頼んだら、すんなりと承諾してくれた。
あたしの気持ちを、母は痛いほどわかってくれている。
こういう時、母がいてくれてよかったと改めて実感した。
翌日、朝早くにあたしは病院へ向かっていた。
結局昨夜は一睡もできなかった。
陸さんからもらったネックレスを握りしめてベッドに入り、ひたすら祈った。
神様―――――
あたしから陸さんを奪わないでください。
百合さん―――
まだ連れていかないで…お願いします…



