だけど高木には罵声も通用しなくて。むしろさっきよりも真剣な瞳を俺に向けてきた



なんだよ、さっきの顔と全然違うじゃん……


「俺はそーゆうのどうでもいい。好きになんのに同性も関係ないし俺はお前自身を好きになった。男とか関係ない」



ドキッ



いや、ドキッってなんだよ!なんで男にときめいてんだよ!




バシッ!!



「うるさい!もう俺に関わるな!」



ガラララ バン!!




俺は高木の腕をひっぱたいて無我夢中で廊下を走った




なんなんだよ!
一体何がどうなってんだよ!!