Endless holiday

「おっ、上手くなったじゃん一騎」


義之が笑顔で声をかけてくる。



「おおよ! めっちゃ楽しいなスノボーって」


「だろ」


「ああ、まぁ、坂口のおかげだけどな」


一騎が絵里菜に向かって微笑む。



「えっ、な、何よ。そんなの別に滑れるでしょ普通」


絵里菜はさっきの優しい笑顔はどこへやら、醒めた口調でそう言うと、今度は一騎を誘わないでさっさとリフトに向かった。