こけしと河童と、ときどき高校生




「よし!!
ところで河童くんはどうしてウチへ?」


『実は私、住むところが無くて……
だから新しく住むところをGet☆した
こけしさんにアドバイスを頂こうかと……』


「そうなの?かわいそうね…
でもね河童くん?間違った所があるわ。」


『え?まちがい…ですか?』


「えぇ。正しくは…
〔住むところをGet☆したこけし〕じゃなくて〔人様の家に勝手に住み着いた図々しいこけし〕よ。」


『ひ、ひどいぞ、小娘!!!
ワシの記憶によると
小娘が自ら進んでワシを拾って
自分宅に住まわせているのではないかっ!!!!!!!!』


「記憶を改ざんしてんじゃねぇよ馬鹿。
てめぇを壁に叩きつけて
記憶を取り戻してやろうか?」


『Σ((((゜Д゜)』


「はぁ……可愛いわぁ~」


『可愛くないですっ!!!』


『ワシをスルーするなーっ!!!!!』