「また今日の夜、暴れるかもしれないけどね~」



と徳田は笑ったが、その笑顔の奥にはやっぱり不安があるようだった。





時間がかかるかもしれない。



でも、何かを変えるチャンスが来たのは確かだ。






「弱音吐いていいから。いつでも、俺や斉藤先生に泣きついていい。無理だけはするなよ」





俺は徳田の肩に手を乗せた。




細い肩に、たくさんの荷物を背負ってるんだな。







「やっぱり、新垣先生はかっちょいい~!でもね、もうひとつ報告!!私、好きな人ができたかもしれない」






いきなりの展開に驚く俺。




斉藤先生はもう知っているようで、ニコニコと笑っていた。