空を抱っこしながら、直がソファの方へと近付いてくる。
俺は、咳払いをして慎司をにらむ。
それを見た要君が気を利かせて話題を変える。
「またみんなで旅行行きたいっすね」
要君は、窓際に飾っていた北海道の写真を指差しながら言った。
青い空。
白い雲。
みんなの笑顔がまぶしい。
「そうだな」
「楽しかったよね~!北海道!」
みんなの視線が翼先生と桃子ちゃんに集中した。
「ふたりが接近した旅行だもんね」
と直が言うと、照れくさそうにふたりは見つめ合った。
空ができてから旅行なんて考えてもいなかったが、いつかまた行けるといいな。
みんなの子供も一緒に。
そんな関係がずっと続けば最高だよな。

