-ちょこっとやきもち- 【直目線】 雲の上。 ふわふわ綿菓子の上をお散歩。 「何度見ても感動だな。雲の上からの景色は」 隣にいる大好きな先生が、眩しそうに窓の外を見つめていた。 「こんなにおりこうさんに眠ってくれるなんてね」 「そうだな」 私は、胸の中で眠っている空の頬をツンと突っついた。 「北海道、喜んでくれるといいな」 そう。 念願の北海道ラベンダー旅行が実現したの。