「たっくん、あれからどうなんだよ」 直達が、話に夢中になっている間に、俺はたっくんをベランダに呼び出した。 会社の女性から言い寄られているという相談を受けてからちゃんと話をしていなかった。 「大丈夫だよ。もう距離を置いた。俺も大人になったかな」 「ははは。また繰り返すだろうけどな」 とたっくんのお尻を叩く。 「あ、バレてる??」 ニヤリと笑ったたっくんだったけど、本当に大人になった。 そろそろ子供が欲しいなとつぶやいた横顔は、しっかりした男の顔だった。