「わぁ~、よだれが顔に落ちてきたぁ~」 「先生、ラッキーだね。空のよだれ、ゲットだね~」 さっきまでの沈んだ気持ちが嘘みたいに消えていた。 直と空のおかげ。 直の一言も大きかった。 俺の写真を貼り出した生徒も、きっと何か悩んでいる、と。 俺に対して何か想いがあるんだろう。 「直、ありがとな」 「ううん。先生もショックだったと思うけど、大丈夫だよ。先生のこと嫌いな生徒なんていないって」 嘘でも嬉しかった。