いつの間にか始まっていたダンスに私たちも身を任せる。 「上手だ。」 近い位置で囁かれれば嫌でも胸が高鳴る。 密着する体も、 触れ合う手も、 上から聞こえる声も、 全てにドキドキする。 ほのかに香る甘い香りを除けば。 チラッと見えたアリス様はユルと踊っていた。 視線は、こちらで。 「どこ見てる。」 「っ」