その手をとった瞬間から運命の歯車は加速する。




ねぇ、ユニ様?

私たちは交わらない道を知らないうちに歩んでましたね。



ねぇ、ユル?

私たちは少しずつ、同じ道をずれていったね。



そして、アリス様。

私たちはいつまでも平行線でしたね。



だけど私たちは、

まだ何にも気付けなかった。



そしてきっと、もしこのときに戻れたとしても。


みんな同じ過ちを繰り返すんだろうね。