ふと、荷物を整理していた手が止まった 壁によって遮られた隣を見つめる 「…」 もう少しで荷物の整理も終わる 私が壊してしまった部屋の片付けももう終わったのだろうか 荷造りを終えたら見に行こう あと少しの荷物を鞄に詰め込み、閉めて立ち上がった時だった 扉が開く音がして、そちらを振り返る すると 「終わった?」 扉から姿を現したのはニッコリと微笑むユニ様であった